2013年7月3日水曜日

秋谷あたりの客観性無い人々

はるばるいらっしゃったお客様と夕食をとるため、世田谷からクルマで葉山・立石にあるレストランへ向かった。
途中、葉山を過ぎたが外は明るく夕食にはまだ早かったので、相模湾が臨める久留和漁港に通じる坂道降りてみた。

夕方の漁港は人もいなくてとても静かだった。
そこで海を眺めているとミーミーという鳴き声が聞こえたので振り返ると、宿無しと思われる猫の親子がいた。子猫は3匹いて、まだ足元もおぼつかなく、必死に母猫のあとを追っている。

そんな時、犬を連れて坂道を下って来るおばさんが見えた。
更にそれぞれ犬を連れた数人のおばさん達が、わらわらと集まってきた。
たぶん、ちょうど散歩の時間だったのだろう。
子猫たちはアセり始め、こともあろうにそばに駐車してあったスクーターのカウリングの中に逃げ込んでしまった。

母猫は犬がそばに来て、ひるみながらも大声で鳴いて犬たちを威嚇する。
おばさんたちは片方の手で犬のリードを持ちながら、カウリングの隙間を覗き込み、口ぐちに「かわいそう」を連呼していた。

僕らは少し離れた所から「かわいそう」の原因は貴方たちだろうと思いながら見ていたが、我慢できなくなって、「子猫が出てこれないのは犬が怖いからですよ」と伝えた。

その後もしばらく同じ状況だったが気が済んだのか飼い主たちはやっとのことでその場を離れて行った。
それからしばらくしてから子猫たちが母猫の元へと帰り草むらへ消えて行った。
そして僕らも安心してその場を立ち去った。



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